第1世代から第4世代のED治療薬の特徴をまとめました

1998年、フランスでサッカーのW杯が開催され、和歌山で毒物カレー事件がありました。

その年に、世界初のED治療薬「バイアグラ」が発売されました。

.

その後も続々と新しいED治療薬が誕生しています。

現在、ED治療薬は第4世代「ステンドラ」が最先端です。

第1世代〜第4世代のED治療薬がどんなだったか、特徴を振り返ります。

.

.

第1世代：バイアグラ

.

1998年発売。成分のシルデナフィルはもともと、狭心症治療薬に使われる予定でした。

しかし、治験患者の男性がなかなか薬を返却してくれません。

話を聞くと、「よく勃起する」とのことで、ED治療薬として使われることになりました。

.

バイアグラの特徴

バイアグラは、勃起の強さに定評があります。

なので、ただひたすらに勃起を求める男性に人気です。

松居一代は元夫・船越英一郎のことを「バイアグラ100ml男」と名付けています。

.

.

バイアグラの特徴は、

• 効き始めるまでが遅く、(30分〜60分後)
• 効果時間がやや短く、(3〜6時間)
• 効果がかなり強く、(カチカチに勃起する)
• 副作用が出やすく、(頭痛など)
• 食事の影響を受けやすい、(空腹推奨)

です。

.

バイアグラの副作用

バイアグラは、効果が強い分、副作用も出やすいです。

「頭痛・のぼせ・鼻づまり・消化不良」が主な副作用です。

.

.

第2世代：レビトラ

.

2004年発売。3大ED治療薬の中でも最も影が薄いです。

供給が安定しておらず、発売と発売延期を頻繁に繰り返しています。

日本では2020年の5月に特許が切れたました。その肝心な時期に発売体制が整っておらず、シェアを奪われました。

.

レビトラの特徴

即効性に定評があるので、「急なエッチに対応できる」と好評です。

バイアグラほどではないが効果も強い点も魅力です。

.

レビトラは、

• 効き始めるまでが早く、(15分〜30分後)
• 効果の持続時間は普通で、(5〜10時間)
• 効果が強く、
• 副作用はやや出やすく、
• 食事の影響を受けにくい

です。

.

レビトラの副作用

レビトラの副作用はやや強いです。

「顔の火照り・頭痛・鼻づまり・めまい 」が主な副作用です。

.

.

第3世代：シアリス

.

2003年発売。発売開始はレビトラより早かったです。(販売承認はレビトラより後).

世界的にかなりの人気で、2013年には世界シェア42%で最も売れたED治療薬になりました。

バイアグラやレビトラのような面白エピソードがないのが残念です。

.

シアリスの特徴

シアリスは持続力がかなり長いです。1日以上効果が続くので、予期せず勃起することも。

金曜日の晩に飲んだら日曜日まで楽しめることがあるので「ウィークエンド・ピル」と呼ばれます。

.

シアリスは、

• 効き始めるまでかなり遅く、(1〜2時間後)
• 効果がかなり持続し、(24〜36時間)
• 効果はさほど強くなく、
• 副作用も弱く、
• 食事の影響を受けない

です。

.

シアリスの副作用

シアリスば第3世代までのED治療薬で最も副作用が出にくいです。

「動機・めまい・頭痛」が主な副作用です。

.

.

第4世代：ステンドラ

.

2012年発売。かつては「次世代ED治療薬」と呼ばれましたが、発売後かなりの時間が経ちました。

今だに日本では発売されておらず、日本で手に入れるにはジェネリックを購入しないといけません。

.

ステンドラの特徴

ステンドラはレビトラ同様即効性に優れており、また、効果が強い割に、副作用が弱めです。

ED治療薬は、副作用の強さが長らく問題視されていました。シアリスになってようやく副作用が弱くなったかと思えば、勃起力も弱まってしまいました。

その壁を払拭したのがステンドラです。

効果はなかなかで、副作用が弱め・・そういったED治療薬を探していた人も少なくないのでは？

.

ステンドラは、

• 効き始めるまでが早く、(15分〜30分後)
• 効果の持続時間は普通で、(6〜8時間)
• 効果は強く、
• 副作用はそれほど強くなく、
• 食事の影響を受けにくい

です。

.

ステンドラの副作用

ステンドラは副作用が出にくいです。

「頭痛・動機・鼻づまり・充血・火照り」が主な副作用です。

.

.

第1世代〜第4世代まとめ

.

最初にバイアグラが誕生してから続々とED治療薬が誕生しています。

新しいほど優れているわけではなく、それぞれに特徴があることがわかります。

第5世代のED治療薬はどんな特徴を持つのでしょうか？

ED治療薬業界の発展が楽しみです。