精液は本当に体に良いのか？精液とは何かをまとめました

精液を飲んでも、基本的には問題ありません。

妊娠はしませんし、むしろ、体に良いという話があります。

この記事では、

• 精液とはなにか？
• 精液を飲むことのメリット

をみていきます。

精液は飲んでもOK！気分や幸福感を上げると言われている。
しかし、アレルギー反応が出る場合もあり要注意。
慎重に飲むべきである🍼

— 俺達のED改善ペニ😎 (@ore_ed4545) June 3, 2021

精液とはなにか？わかりやすくまとめます

18世紀の医師が「精液は血液を濃縮したものだ」と信じたように、精液は失うべきではない大切なものだと考えられてきました。

その証拠に当時の高名な医師のサミュエル・オーギュスト・ティソは｢精子を1オンス(約30ml)失うと、40オンス(約1.2l)の血液を失うよりも、ダメージが大きい｣と言っています。

「精液は毎日ティッシュに捨てるものだよ」と言っても当時の人は信じないでしょう。

精液は射精前にできあがる

精液は、最初から睾丸に入っているわけではありません。

射精のタイミングで、複数の組織が作り出す材料がミックスされて出来上がります。

作り置きはできず、出てくるときはいつも出来立てホヤホヤです。

精液のほとんどは精しょう

精液に含まれる精子の割合は1～5%ほど。

精子には、(人間の子孫を作成する)遺伝情報の半分が含まれています。

残りは｢精しょう｣と呼ばれ、神経伝達物質・エンドルフィン・ホルモン・免疫抑制物質など50種類もの物質を含みます。

女性の生殖器は酸性で、その中でも生きられるよう、アルカリ化合物のアミン類がたくさん詰まっています。

精しょうには果糖がたくさん含まれていて、子宮に到着するまでのエネルギー源になっています。

精液は基本的には中性〜アルカリ性で、pHスケールで言うところの7.26から8.40です。（0→強酸性、14→強アルカリです）

精液はピュッと飛び出るようプログラムされている

睾丸から出て射精管を通り、その次に精のうを通ります。

射精管や精のうを通る際に、精しょうがミックスされ、その後、前立腺にて、重要な酵素や酸、脂質が加えられます。

最後に、尿道球腺から、潤滑剤となる少量の透明な液体が、尿道に向けて噴射されます。

これら一連の流れにより、精液がスムーズに飛び出すことができます。

ドロドロするまでに時間が掛かるのは、子宮に向かって泳がないといけないからです。

体の外に出た精液はどうなるか

いったん体外に放出されてしまったら、精液は自分で自分を守らないといけません。

精液は時間が経てばドロっとしますが、これは膣に留まるためです。

頻繁に射精するほど、凝固はより強く、凝固時間も長くなります。

飛び出た後すぐのドロッとしていないときは、精子と精しょうが混ざりきっていません。

5～30分経つと、精液に含まれる抗原の働きで、液体化していきます。

精液を飲んだらどうなるか？

実際に精液を飲んだらどんな感じになるのでしょうか？

健康への影響はあるのでしょうか？

みていきます。

精液は飲んでも大丈夫

基本的には、精液は飲んでも大丈夫です。

飲んでも安全な成分でできており、飲み込んだ精液は食べ物と同じように消化されます。

しかし、たまにヒト精漿によるアレルギーと呼ばれるアレルギー反応が出てくる場合があります。

呼吸しづらくなったり、ブツブツができたりします。

精液アレルギーについてもう少し詳しく

精液アレルギーの症状は、接触後20〜30分後に表れます。

などが主な症状です。

重度なアレルギー反応が出ていたり、呼吸が困難な場合は、すぐに医者を求めましょう。

精液の味について

精液を飲んだことがある女性はたくさんいます。

そして、その感想は様々です。

精液に含まれる化合物は全て、地球に存在するモノの影響を受けています。

「しょっぱい場合は塩分多め」「甘い場合は果糖」「金属っぽい場合は亜鉛」「洗剤系はアミノ酸」と言った具合です。

しかし、「精液を美味しくするためにこれを食べよう」とトライしても無意味で、静液の味を計画することはできません。

精液に含まれるカロリー

精液は低カロリーとして知られています。

1回の射精量の平均は、ティースプーン1杯ほどで、内、カロリーは5〜7ほどと言われます。

これは、板ガムとほぼ同じカロリーです。

精液のニオイについて

味と同様、ニオイも状況によって変わります。

よくある例えは、「漂白剤や洗剤っぽいニオイ」です。

精液を飲んで妊娠することはあるか

精液を飲み込んで妊娠することはありません。

精液を飲み込んだ後、他の食べ物同様、体内で消化され、子宮や膣に到達することはありません。

精液が膣に入らない限り、妊娠することはありません。

精液は妊婦に良いとされている

精液は、女性の妊娠状態をより安定させ、安産に導く効果があるとされています。

また、妊婦が彼の精液に触れることで、パートナーの抗原を吸収すると考えられています。

2003年のケースコントロール研究でも「妊娠前と妊娠中の両方の期間に、長時間精子にさらされた女性は、子癇前症を発症する可能性が低い」と発見されています。

妊娠中もセックスしちゃいましょう。

精液の成分が人に幸福を与えるとされる説がある

精液は50もの物質で構成されています。

そして、その中には、人に幸福感を与える成分が含まれます。

これらの成分が人を幸福にするとされています。

実際の研究結果もある

精液が人に幸福感を与えることについて、実際の研究結果があります。

ニューヨーク州立大学が行った2002年の研究

ニューヨーク州立大学は、293名の女子大生に対して、「コンドームを装着しないセックスは、どのような気分を与えるか？」実験を行いました。

精液に直接触れた人は、気分が良くなりました。

また、うつ病の症状が減った人もいました。

「Archives of Sexual Behavior｣に発表された研究

避妊しないでセックスをした女性は、避妊セックスをした女性や、セックスした女性に比べて、うつ的な症状を示すことが少なかったです。

ゲイを対象にした別の研究

避妊具を使わないゲイの男性においても、幸福感を感じたというような効果が認められました。

オールバニー大学の調査

オールバニー大学では、293人の大学生に対して調査を行いました。

コンドームを使用した場合と、使用しなかった場合に気分がどうなるかを調べました。

コンドームを使用しなかった人の抑うつレベルが低く、気分が良いことがわかりました。

コンドーム無しのセックスは、「妊娠したらどうしよう」という恐怖心を与えるもの。

しかし、それにも関わらず気分が良いという結果が出ています。

健康へのメリットは他にもあるとされている

精液のメリットは、他にも謳われています。

しかし、あくまでも成分分析をした結果で、実際に効果があるかどうかは、「もっとたくさんの実験が必要」というのが実情です。

精液には気分をアゲる成分が入っている

精液が気分をアゲる話が、どこまで本当かはわかりません。

しかし、精液に含まれるいくつかの成分には、気分を高める効果が確認されています。

下記です。

• オキシトシン
• プロゲステロン
• エンドルフィン
• プロラクチン
• TRH
• セロトニン

不安を軽減する

精液には、オキシトシンやプロゲステロンなどの抗不安ホルモンが含まれています。セロトニンも含まれています。

不安を強く推し進めるものは酸化ストレスだと言われています。

精液は不安から保護するホルモンや抗酸化物質を豊富に含みます。

炎症が軽減するかもです

精液には抗炎症剤や、免疫抑制剤が含まれています。

体内に入れることで、体の炎症が軽減できるという話があります。

オキシトシンやプロゲステロン、テストステロン、コルチゾール、プロスタグランジンは抗炎症性で、TGF-ベータは、タンパク質に対する耐性を作り出すのに役立ちます。

精液中のタンパク質とホルモンは、炎症を低下させる可能性があります。

抗菌成分も含まれます

精液には、細菌や真菌、ウイルスに対する強力な抗菌活性を持つタンパク質が、多く含まれます。

ハゲ予防にもなるかも

精液に含まれるスペルミジンは、毛幹の伸長を促進し、発毛を延長する効果が発見されています。

また、髪の成長につながる幹細胞の成長をサポートします。

性欲が増加するかも

精液にはテストステロンが含まれています。

テストステロンは、男性と女性の両方で性欲を増加させます。

テストステロンは、（女性の膣壁や精液を飲み込む行為とも切り離せない関係である）消化管から吸収されます。

生殖能力が高まるかも

精液にはNGFが含まれています。

NGFは排卵を増やすと言われています。

排卵を増やすことで、哺乳類の生殖能力を高めます。

栄養が豊富

精液に含まれる各栄養素をチェックしていくと、良いものが多いことに気がつきます。

たとえば、1回の射精に含まれる精液には、0.56mgほどの亜鉛が含まれます。

これは、平均的な1日の食事の「20倍の数値」とのことです。

精液はHIV感染しやすい

HIVは、精液を通じて伝達されやすく、精液以外からよりも、10万倍の強度があると言われます。

精液に含まれるたんぱく質の一部（特に前立腺酸性フォスファターゼ）が、血液や膣液よりもHIVの能力を高めます。

最後に

精液とは何か？徹底的に見ていきました。

精液を飲んでも体に悪影響はないとされています。

むしろ、良い成分が豊富に含まれます。

健康な精液を出せる体を目指しましょう！

そして、彼女を喜ばせましょう！