自転車に乗る行為には、ペニスに多少の負担が掛かります。
なので、「自転車乗りの人は、勃ちが悪くなりやすいのでは?」と噂されています。
実態はどうなのか?たくさんのエピソードをまとめました。
自転車乗りはなぜ勃ちが悪くなりやすいと言われるか?
「自転車に毎日乗る人は、勃ちが悪くなりやすいのか?」
この話題は、昔から世界中の男性から注目されてきました。
そして、調査がなされてきました。
調査の結果をまとめます
下記、調査結果のまとめです。
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上記の話の注意点としては、上記の話が「必ずしも正しい」とは言えないことです。
なぜなら、自転車と勃ちの悪さとの関係を調べることはかなり難しいことだからです。
そのため、調査数が不足しているのが現状です。
自転車と勃ちの悪さとの関連性を調べるのはなぜ難しいのか?
自転車に乗るシチュエーションは多岐に渡ります。
そのため、調査にはかなりの種類のデータが必要になります。
例えば、「通勤で毎日自転車を使う人」に調査を行ったとしても、1日に5分しか乗らない人と、30分以上乗る人とでは、結果が変わってきます。
サイクリングと勃ちの悪さの関連性をきちんと調べるには、データが無限に必要です。
ここからは、
- 自転車と勃ちの悪さは無関係だという主張と
- いや、自転車乗りは勃ちが悪くなりやすいんだ
という主張を、順に掘り下げます。
自転車と勃ちの悪さは無関係だという調査
自転車と勃ちの悪さは無関係だという主張は、たくさんあります。
ロンドン大学の調査
自転車と勃ちの悪さについて、最も多いデータが取られたのが、ロンドン大学の調査です。
この論文では、自転車と勃ちの悪さの関係は否定されています。
調査内容
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この実験の結果、
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という結論が出ました。
中には1週間に200マイル(約320km)走るサイクリストもいました。
しかし、そのような長距離サイクリストも、「心配するほどの影響はない」とのことです。
自転車よりも生活習慣の方が勃ちの悪さへの影響が大きかった
ロンドン大学の調査では、「自転車よりも生活習慣の方が、勃ちの悪さへの影響は多かった」とのことです。
喫煙や高血圧、加齢による血流不良の方が、勃ちの悪さへの影響は大きいという話です。
カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校の調査
カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校の調査は、ロンドン大学の次に大きな調査です。
この実験でも、自転車と勃ちの悪さの関係は見つかりませんでした。
調査内容
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この研究の結果、
自転車にたくさん乗っているサイクリストの人も、スイマーやランナーの「運動はしてるけど直接的には男性気にダメージを与えていない人」も、セックスや男性器の健康は変わりませんでした。
中には尿路狭窄の傾向がある人がいました。
しかし、この方の狭窄は怪我や感染症が原因でした。
生殖機能へはほとんど影響がありませんでした。
それどころか勃起機能が向上していた
この実験では、男性器への刺激が強いサイクリストの勃起強度は、全体的に向上していました。
この実験に対するベンジャミン・ブレイヤー博士のコメントです
この結果はサイクリストに勇気をあたえると信じています。
サイクリングは、心血管の病気のリスクを大きく減らしますし、関節に負担もありません。
安全に乗車するサイクリスト達は、健康に関して、リスクよりもずっと勝る利益を享受できると私たちは信じています。
ナゾロジーより引用
勃ちが悪くなるリスクはあるという調査
自転車が勃ちの悪さに直接的・間接的に関係している可能性は高いという調査結果は、いろいろと出ています。
2001年のマサチューセッツ州の男性に関する調査
2001年のマサチューセッツ州の男性に関する調査では、
週に3時間以上自転車に乗る人は、そうじゃない人よりも1.7倍くらい勃ちが悪くになりやすい
という結果が出ています。
しかし、この調査では、最も勃ちが悪くなりやすのは、「運動習慣のない人だ」という結論も出ています。
ノルウェー大学の調査
ノルウェー大学の調査は、ハードなサイクリストを対象に調査を行いました。
ここでも自転車乗りは勃ちが悪くなりやすいという結果が出ています。
ノルウェー大学の調査内容
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その結果が下記です。
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ペニスに麻痺を感じたり、1週間以上の勃ちの悪さを経験した人が多くいました。
ハードな自転車乗りは、ペニスがやられるのかもしれません。
1997年のアメリカ泌尿器科学会の調査
ボストンの男性サイクリストとランナーを比較しました。
その結果、「中程度~完全な勃ちの悪さ」のランナーは全体の1.1%でした。
対してサイクリストは、4.2%でした。
これは、約4倍の数字です。
1999年のドイツ・ケルン大学の調査
アマチュアの長距離サイクリストと非サイクリストをアンケート調査しました。
その結果、非サイクリスト群の勃ちの悪さは3.9%でした。
それに対し、サイクリスト群の勃ちの悪さは13.1%でした。
調査結果をまとめると・・
- 色々な調査がある
- 自転車が勃ちの悪さに影響するとは言い切れない
- むしろ、血流を良くするものだ、という話がある
- 長距離、長時間、自転車に乗る人は、ペニスに影響が出ている
となります。
結論としては、ある泌尿器科のドクターの話が的を射ています。
- 週末だけ乗るようなレベルであれば全く気にしなくて良い
- 気にしなければならないのは、ツール・ド・フランスに出る選手のようにいつもサドルの上にいる人です
つまり、
自転車に乗りすぎない限りは大丈夫でしょう
とのことです。
自転車で勃ちが悪くになると言われる理由
自転車乗りの人が勃ちが悪くなりやすいと言われるのは、「サドルで会陰部が直接圧迫されるから」です。
会陰部は、神経や血管が集中している部位です。勃起にも関わります。
会陰にかかる圧力や時間によっては、神経や血管が衝撃を受けると考えられます。
それにより、ペニスへの血液循環が妨げられ、結果的に勃ちの悪さを招くという話です。
自転車勃ちの悪さが気になる人は以下のことをチェックしよう
自転車勃ちの悪さが気になる人は、自転車やサドルのサイズ、ポジション、形、素材にこだわりましょう。
また、長距離ライドする人は、休憩しながら自転車に乗りましょう。
自転車やサドルのサイズ、ポジション、形、素材にこだわる理由
自転車のサイズやポズションが合っていないと、手足の関節や首などの痛みを引き起こす可能性があります。
これは、勃ちの悪さ以前の問題です。
自分に合ったものを選びましょう。
長距離ライドする人が休憩しながら乗る理由
男性器に過度な圧力がかかると、神経障害や血管障害になる可能性があります。
なので、サドルにかかる圧力と時間を調整するようにしましょう。
普段からペニスを解放してあげることが大事
「男性器への圧力負担」のついでの話です。
自転車に乗っている時以外も、ペニスを解放させてあげるのが、ペニスにとって吉です。
例えば、
- 寝るときはノーパンで過ごす
- 自転車から歩いた後は、歩いてペニスをブラブラ揺らしてあげる
などです。
サイクリングの良いところ
たくさん自転車に乗る人は、勃ちの悪さを誘発する可能性がある話をしました。
が、自転車に乗ること(サイクリング)は基本的には体に良いです。
サイクリングすることで、健康的な肉体ゲットやストレス発散の役に立ちます。
サイクリングの良いところをまとめます。
風邪を引きにくくなる
「ライディングを始めてから風邪を引きにくくなった」という人は多いです。
自転車に乗ることで、太ももの筋肉が強化されます。
それにより、免疫力が高まります。
体が引き締まる
サイクリングは良い有酸素運動になります。
筋肉に軽い負担が掛かりながらも、体内の脂質や糖質が燃えていきます。
体がシュッとしていくことが期待できます。
精神的に気持ち良い
サイクリングすることで、開放的な気持ちになれます。
サイクリングはストレスに最適です。
「うつ病の発生を減らす」とも言われます。
色気ある男になれる
サイクリングで健康になることで、「何故だか」魅力が身につきます。
「サイクリング楽しいなぁ」と感じた時点で、愛を持ってサイクリングに接しています。
愛を持って物事に取り組むことで、自然とセクシーさがついてきます。
最後に
自転車乗りはなぜ勃ちが悪くなりやすいと言われるか?まとめました。
適度な自転車は、勃ちの悪さにそれほどの影響がないように思われます。
いざというときに勃起できるよう、漢方精力剤を頼りましょう。
それでは!