ペイロニー病とは、ペニスがやたらと曲がる病気です。
ペニスが湾曲することで、セックスしづらくなります。
また、ペイロニー病は癌との相関も確認されています。
そういうわけで、ペイロニー病は油断できない病気です。
ここでは、ペイロニー病とはなにか、掘り下げていきます。
ペイロニー病とは何か?
ペイロニー病は、ペニスにしこり(プラーク)ができることにより、ペニスが著しく湾曲したり、EDになったりする病気です。
ペイロニー先生が研究したことで、「ペイロニー病」という名前になりました。
うまく勃起できないという意味や、勃起をキープしにくいという点では、勃起不全であるとも言えます。
治療は可能ですが、癌との関連性が発見されており、安心できない病気です。
ペイロニー病の症状
ペイロニー病の症状は、ある日突然表れる場合もあれば、徐々に表れてくる場合もあります。
主たる症状は、「極度なペニスの湾曲」です。
ペニスが湾曲することで、ペニスを膣に挿入することができなくなります。
また、精神的にもしんどいです。
他にも、「勃起不全(ED)」「ペニスが短くなる」「痛いことがある」などが起こりえます。
勃起不全
ペイロニー病の男性は、勃起しにくかったり、勃起のキープが難しかったりします。
ペニスが短くなる
ペイロニー病の男性は、若い頃よりもペニスが短くなる恐れがあります。
痛いことがある
ペイロニー病初期に、勃起時や射精時に痛みを感じることがあります。
大体の人は、治療なしで痛みが消えていきます。
ちょいちょい発生する病気である
ドイツ人の男性(平均年齢57歳)、8000人に調査した結果があります。
その結果では、3.2%の人がしこりを触知しています。
年齢別では、
- 30歳代:1.5%
- 40歳代:3.0%
- 50歳代:3.0%
- 60歳代:4.0%
- 70歳以上:6.5%
となっています。
症状としては、
- 湾曲:84%
- 勃起時の痛み:46%
- 勃起障害:40.8%
- その他:1.03%
となっています。
2〜9%ほどの発生頻度である
2001年、イタリア男性647人の一般人調査では、7.1%の頻度となっています。
同年、ブラジル人の前立腺検診男性954人の調査では、3.7%の頻度となっています。
2004年アメリカ人の前立腺検診男性534人の調査では8.9%、
2006年インド人男性2130人の調査では2%との報告があります。
総合すると、2~9%ほどの発生頻度であることがわかります。
ペイロニー病の原因
ペイロニー病の発症原因は不明だとされています。
疑われているのは過去の外傷や、(セックス、スポーツ、事故などでの)強い打撃です。
また、糖尿病や痛風など、生活習慣病からの派生も疑われています。
かなり変な体位でセックスしてペイロニー症を発症した事例も報告されています。
プラークが勃起の邪魔をする
ペイロニー病は、ペニスの一部にしこり(プラーク)ができたことで起こります。
勃起をしたときに、プラークが軸になり、ペニスが曲がってしまいます。
また、硬くなったプラークは、ペニスの伸展を妨げます。
ペイロニー病かと思ったらどうすべきか?
どれくらいペニスが曲がっていたらペイロニー病なのか、一概には言えません。
ペニスが急に曲がっていたり、曲がり方がひどくなったときには要注意です。
ペニスの曲がりや不快感に気付いたら、病院へ行きましょう。
病院での診察内容
ペイロニー病の診察に、決まったやり方はありません。
一般的には、いつから気になっていたかや外傷の心当たり、しこりや痛みの有無、勃起の硬さの程度などを聞かれます。
その後は目やMRI、超音波などで状態をチェックしていきます。
治療方法
最初は手術以外の方法で様子を見ます。
それでダメなら、手術を提案される、というのがよくある形です。
手術以外の方法について
症状が安定するまでと、安定後半年ほど、薬を飲みます。
また、痛みがひどいときには、ステロイドの局所注射を打つところもあるようです。
手術について
手術には、縫縮法と移植法があります。
縫縮法
縫縮法は、ペニスの弯曲の改善を目的とした方法です。
しこりのある側の反対側を縫い縮めます。
移植法に比べ簡単ですが、あくまでも「湾曲を治す方法」です。
しこりや痛みの改善はできません。
また、ペニスの長さが短くなります。
移植法
移植法は、プラークを切除し、かわりに大腿の静脈や側腹部の皮膚を移植し、湾曲を改善する方法です。
手術後は、勃起力が低下する可能性があります。
ペイロニー病と診断されたら、癌にならないかを観察しておこう
ペイロニー病で怖いのは、勃起やセックスに影響が出ることだけではありません。
癌を発症する可能性を秘めていることです。
ベイロニー病になると、癌が発症しないか観察しておくことが必要です。
ペロニー病との関連が指摘されている、胃、睾丸、前立腺などの検診を受けるようにしましょう。
陰茎が著しく湾曲している男性はがん発症リスクが高い――。
アメリカンジョークなどではなく、2017年10月31日に開催された米国生殖医学会の年次総会で米ベイラー大学のアレクサンデル・パストゥシャック博士らによって発表され、すでに学術誌にも掲載された。
livedoorNEWSより引用
実際にデータもある
先述のストゥシャック博士は、ペイロニー病と癌との関連づけるデータを分析しました。
下記、分析の内容です。
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遺伝で発症する可能性も
父親がペイロニー病の場合、子どもも高確率でペイロニー病になることがわかっています。
実際、ペイロニー症の親子の遺伝子から、泌尿器周辺のがんリスクを高める遺伝子群が確認されています。
また、上記の遺伝子群は、胃ガンのリスクにも関連があることがわかっています。
つまり、
ペイロニー症の親子の遺伝子ー泌尿器周辺のがんリスクを高める遺伝子群ー胃ガンのリスク
という繋がりがあると言えます。
ペイロニー病に関する個性的な質問
ネット上に個性的な質問が揃っていました。
シェアします。
ペイロニー病でも彼女はできますか?
わかりません。
そもそも、ペイロニー病と彼女ができることに、どれほどの関連性があるかわかりません。
ペイロニー病も、彼女ができない理由の1つかもしれませんが、結局は自分次第な気がします。
頑張れ!
ペイロニー病の人の平均余命はどれくらいですか?
不明です。
ペイロニー病は伝染性ですか?
ペイロニー病は伝染病ではないとされています。
最後に
ペイロニー病について紹介しました。
やたらとチンポが曲がっていたらビックリしますよね。
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男性のペニスは、右寄り左寄りと、わずかに湾曲しているものである。