なぜコーヒーで勃起しやすくなると言われるのか？カフェインの特徴をまとめました

コーヒーやエナジードリンクにはカフェインが含まれていて、「勃起力が上がる」と言われています。

カフェインが勃起力を上げる説は、今のところ優勢です。

カフェインの秘密に迫ります。

#コーヒーと勃起
セックス前にコーヒーを飲むと心なしか勃ちがいい☕️
ED改善との因果は明言されていないがいくつかの研究エビデンスは出ている。
もうこれ「因果関係あり」でいいじゃん😂

— 俺達のED改善ペニ😎 (@ore_ed4545) June 2, 2021

カフェインに勃起力アップ効果はあるのか？

カフェインには勃起不全の改善に効果をもたらすのでしょうか？

答えは、

「確かに勃起力アップするかもしれない。しかしその真偽は定かではない」

です。

実際に、「カフェインを摂取して勃起力アップしたよ」という研究はあります。

その一方で因果が取れなかった研究もあり、断定はされていません。

研究数が少なく断定するためのデータがないのが現状です。

カフェインは勃起力アップ効果がある派の研究

テキサス大学健康科学センター・ヒューストン校の研究では、「傾向として、一定量のカフェインを摂取する人は勃起の問題に悩まない」(勃ちが悪くなりにくい)と示されています。

研究対象は3700人以上の男性。研究結果の詳細は下記です。

• 1日にコーヒー2～3杯に相当する170～375mgのカフェインを摂取した人は、コーヒーを飲まなかった人に比べると、勃ちが悪くなる確率が42%低い
• その理由は、カフェインがペニスの動脈を弛緩させ、血流が増加するのを助長し、それにより一連の効果をもたらすから。

この研究では、「カフェインは勃起力アップに役立ちます」と出ています。

しかし、カフェインが勃起力アップにどれほど影響を与えたのかはわかりません。

勃起力アップにならなかった人は、コーヒーを飲まなくとも勃起力アップにならなかったのかもしれません。

カフェインが本当に勃起力アップに有効なのかは、さらなる調査が必要です。

カフェインは勃起力アップに良い影響を与える派の理論

カフェインは勃起力アップに有効だという考えを見えていきます。

カフェインには以下の効果があるので、勃起力アップに有効だとされています。

血液量が増加する

カフェインには、血管を拡張する作用があります。

ペニスに血液が流れることで、勃起しやすくなります。

リラックスできる

人は心の問題で勃起力が悪くなります。

カフェインにはリラックスさせる効果があり、勃起しやすい状況を作り出すことができます。

ストレス軽減

カフェインにはストレスを軽減してくれる作用があります。

ストレスを軽減することで、性欲を奪うもの(ストレス)を失くしてくれます。

興奮させる

コーヒーを飲みすぎて眠れなくなったことはありますか？

カフェインには、興奮させる作用があります。

一時的に興奮することで、性欲が高まり、勃起しやすくなります。

カフェインは間接的にですが性欲や精力をアップさせてくれるのです。

「性欲がいまいち」と言う人や「精力を気軽に上げたい！」と思っている人は試してみてください。

カフェインは勃起にとって悪影響だ派の理論

今度はネガティブ派の意見をみていきます。

カフェインには以下のような効果があり、勃起に悪影響だと言う人の理論です。

亜鉛が体から出て行ってしまう

亜鉛といえば、精力アップの味方。カフェインと結びつきやすく、尿として体から出ていきます。

過度に摂取することで、亜鉛を外に放出することになり、精力の減退に繋がります。

飲みすぎは禁物ですが適量であれば体に良いです。

コルチゾールが影響する

カフェインを摂取すれば、コルチゾールが分泌されやすくなります。

コルチゾールはストレスホルモンと呼ばれており、精力アップの天敵としても有名です。

男性ホルモン・テストステロンの分泌を邪魔するため、結果的に精力の減少に繋がります。

睡眠障害 

コーヒーを飲むと寝つきが悪くなります。

睡眠時間が減少し、疲労回復の効果があるメラトニンの分泌が減少します。

メラトニンの分泌が減ると、疲労回復が十分にできません。

その結果、どんどん疲れが溜まり、精力の減退に繋がります。

精力関係以外のカフェインの効果

ここでは、まだ紹介していないカフェインの効果を見ていきます。

集中力が高まる

カフェインには、集中力を高める効果があります。

カフェインが脳に伝わることで、アデシノンを遮断し、(一時的にはありますが)疲労感を休めます。

アデシノンは体内で自然に発生する物質で、睡眠パターンを調節します。

運動能力の向上

カフェインには運動能力の向上効果があることが判明しています。

特にマラソンやトライアスロンなど、断続的に動き続けるスポーツでのパフォーマンス向上に有効です。

マラソン大会の前は、カフェインを摂りましょう！

カフェインで運動能力が向上した報告

2～3キロの中短距離走では、400mgのカフェインを摂取した選手の方が、プラシーボを摂取した選手よりも明確に良い記録が出ています。

自転車競技でも有効性が報告され、カフェインと炭水化物を摂取した選手は、水だけの選手に比べ9％も良い成績でした。

炭水化物のみの選手との比較では4.6％の向上が見られました。

カフェインは運動能力の向上効果が多く報告されています。

カフェインで元気になれば、ベッドでのパフォーマンスも向上するかもしれません。

記憶力の向上

カフェインは記憶力を向上させます。

2013年にアメリカで発表された論文によると、200mgのカフェイン(コーヒー2杯分)を摂取することで、前日に出した問題を覚えている確率が格段に向上しました。

大事な試験を控えている方は、毎日2杯のコーヒーを飲んでから、勉強を始めるようにしましょう。

ダイエットサポート

カフェインにはダイエットサポート効果があります。

カフェインが生成するアドレナリンは、脂肪組織に対して、「脂肪酸になれ(燃えやすい状態になれ)」と合図を送ります。

注意して欲しいのは、あくまでもダイエットサポートである点です。脂肪を燃やすわけではありません。

カフェインの副作用

カフェインの効果を見てきました。

体にとって有益なカフェインですが、たくさん摂りすぎると副作用が出ます。

適量を摂るようにしましょう。

特徴的な副作用をご紹介します。

中毒性がある

カフェインには中毒性があると言われます。

カフェイン中毒の人が、急にカフェインの摂取をやめると、頭痛やめまい、イライラなどの症状が発生するリスクがあります。

また、カフェインには致死量があり、過剰摂取したことによる死亡事故も存在します。

飲み過ぎ注意です。

胸やけや胃もたれ

カフェインは胃の中の酸の量を増やす作用があります。

コーヒーを大量に飲むと、胸やけや胃もたれを感じる事があります。

トイレが近くなる

カフェインには利尿作用があります。

コーヒーを飲んだ後にトイレに行きたくなるのはこのためです。

カフェインは一定量しか体内に蓄積できず、大量に摂取すると尿となって体外に排出されます。

骨粗鬆症になるかも

カフェインにはカルシウムの吸収を阻害する効果があります。

過剰に摂取することで、骨のカルシウム濃度が下がり、骨粗鬆症になる恐れがあります。

カフェインを多く含む食べ物

カフェインを多く含む飲み物には次のようなものがあります。

玉露茶が一番カフェインを摂取できます。

最後に

カフェインと勃起の関係についてお話ししました。

コーヒー2・3杯分のカフェインを摂取することで、勃起不全の可能性が下がる傾向にあります。

ただ、明確なメカニズムはまだわかっていません。

カフェインはうまく付き合うことで、多くのメリットをもたらしてくれます。

賢く利用しましょう。

効率良く勃起するにはカフェインよりも健康な生活から

男性機能は数ある体の器官の中で、「最も繊細」と言われています。

ペニスの周りに存在する血管は脳や心臓の血管よりもはるかに細いです。

そのため、体や精神の不調は真っ先に勃ちの悪さとしてペニスに表れます。

日頃から健康的な生活習慣を送ることで、勃起力は改善するはず。

最後におすすめの方法をご紹介します。参考にしてください。

• 定期的に運動する
• チントレする
• 食生活を見直す
• サプリメントや精力剤を利用する

いっぺんに全部やろうと思うと大変です。

できることから取り組みましょう！